軽い影、 重い影、異形の梅の木と住む家

昨今の私達を襲ったパンデミックにより、一日、一ヶ月、一年、一生をどう暮らし、どう生きるかを改めて考えさせられた。自宅で過ごすことが増えた私達には変化する住宅が必要だ。それは移ろう影と共に住まうことだ。住人はその日の気分や状況によって、それぞれの影に会いにいく。照明を強くして、影と出会あわない日があっても良い。空間とは影であると捉えることで、人、住宅、都市、地球の境界を越えたくらし、人生を想像する。

用途:兼用住宅(住居、ジム)
建築面積:43.6㎡
延床面積:94.8㎡
建物高さ:8.6m
構造:鉄骨造、一部木造
構造設計:Graph studio